京都

【電車とバスで行く】紅葉の滋賀・京都 教林坊・白龍園・永観堂・東寺を巡る 1泊2日モデルコース

旅の基本情報

四季の中でもひときわ風情が増す秋の京都。
紅葉と古都の風景が静かに輝く美しい季節。

  • 京都の秋といえば、永観堂!
    ほかの紅葉スポットにも行きたいけど、電車とバスで巡るのは大変そう…。
  • 京都の隣、滋賀の紅葉も気になるけど、車がないと難しいのかな?

紅葉が美しい12月初旬に、電車とバスだけで滋賀と京都の紅葉名所を巡る1泊2日の旅を楽しみました。

教林坊や白龍園といった静かな紅葉の庭園と、永観堂や東寺など定番の紅葉の名所を組み合わせた「欲張り充実モデルコース」です。

実際に利用した電車とバスの時刻をもとに、移動ルートや所要時間もまとめています。静かに秋を味わいたい方の参考になれば幸いです。

1日目|滋賀の古刹・教林坊から彦根の玄宮園へ、夜は京都で東寺のライトアップ

澄んだ空気が気持ち良い秋の朝、JR「特急はるか」に乗って大阪を出発し、外国人観光客で賑わう京都駅で乗り換えて滋賀に向かいます。

旅のスタートは滋賀県、JR能登川駅から

能登川駅の外観と青空
澄んだ空気のJR能登川駅

雲ひとつないい青空の能登川駅からバスで10分、そこから徒歩40分。ずっと行きたかった教林坊本院へ向かいます。

公式サイトでは「安土駅から徒歩60分、タクシー10分」と案内されていますが、今回は能登川駅からバスを利用して向かいました。

教林坊|苔むした庭園に紅葉が映える静寂の古寺(期間限定公開)

教林坊の入口と周辺の紅葉
趣のある入口付近から、すでに紅葉が眩しく輝いています。

教林坊は、春と秋にのみ期間限定で一般公開される穴場スポットです。訪れたのは平日ですが、駐車場はすでにたくさんの車がとまり、多くの誘導員の方が案内をされていました。

教林坊 期間限定一般公開

緑の公開

  • 開催時期  4月中旬〜6月、10月
          (土日祝日)
  • 拝観時間  9:00〜16:00
  • 料金    800円

紅葉の公開

  • 開催時期  11月〜12月中旬
          (毎日)
  • 拝観時間  9:00〜16:00
          紅葉ライトアップ期間は8:30〜
  • 料金    1000円

紅葉ライトアップ

  • 開催時期  11月中旬〜12月初旬
          (毎日)
  • 拝観時間  17:30〜19:00
          受付終了18:30
  • 料金    1000円

※2025.11時点(最新情報は公式サイトで確認)

茅葺き屋根と紅葉のグラデーション
江戸時代前期の茅葺き書院と朝の光に輝く紅葉のグラデーション

教林坊は聖徳太子によって創建されたとされる古寺で、寺名の「教林」は太子が林の中で教えを説かれたことに由来するそうです。

小堀遠州公が作庭したと言われる、苔むした名勝庭園と紅葉のコントラストが見事で、静かな紅葉を楽しみたい人にぴったりの隠れ名所です。

紅葉に包まれて赤く染まる本堂の様子
本堂を包み込む紅葉は、息を呑む美しさ

今回訪れた本院とは少し離れた場所に、敷地全体がアートな築200年の豪商屋敷・教林坊の別院「近江豪商(マーチャント)ミュージアム」があります。

書院のハート窓が招福・縁結びの象徴として人気のスポットです。このハート型は、猪目文様(いのめもんよう)といわれる日本の伝統的な文様で魔除けや厄除け、福を招く意味合いが込められているそうです。

私はこの時別院の存在を知らなかったので、また「緑の公開」時期に本院を再訪し、その時には別院も訪れたいと思いました。

玄宮園|江戸文化の贅を尽くした大名庭園

JR彦根駅の駅舎外観
JR彦根駅も澄んだ青空

教林坊の紅葉の中で一時間ほどゆったりした時間を過ごしたら、再び徒歩とバスで能登川駅に戻り、JRで彦根駅に向かいました。

紅葉が素晴らしい滋賀縣護國神社の境内
滋賀縣護國神社の静かな境内

彦根駅から徒歩でのんびりと玄宮園へ向かう道中、彦根城の側に建つ滋賀縣護國神社の境内も鮮やかな紅葉に彩られていました。

まず向かったのは彦根城の北側にある、名勝・玄宮園

彦根城・玄宮園・彦根城博物館
  • 開場時間  
    08:30~17:00(最終入場16:30)
  • 入場料   
    ① 彦根城・玄宮園   1000円
    ② 彦根城博物館     700円
    ③ ①+②       1500円
    ④ 玄宮園単独      400円

※2025.11時点(最新情報は公式サイトで確認)

秋の青空の下、紅葉が覗く玄宮園の入口の様子
青空の下、紅葉が覗く名勝玄宮園の入口

玄宮園は、中国唐時代の玄宗皇帝の離宮をなぞらえて造られた、旧彦根藩主井伊家の大名庭園です。紅葉の時期には夜間ライトアップもあり、大名庭園ならではの趣が味わえると評判です。

池泉回遊式の庭園の紅葉が映る広大な池の姿
池に映る、池泉回遊式の庭園の紅葉
広々とした玄宮園園内の様子
広々とした玄宮園の庭園

庭園は、広大な池を中心に、池中の島や入江に架かる9つの橋などによって変化に富んだ回遊式で、池の周りには近江八景を模した竹生島や沖の白石を表現する樹木や岩石が配置されています。

国宝・彦根城|紅葉に映える国宝天守と城下町の眺め

玄宮園と彦根城の間の紅葉に染まるお堀の様子
鮮やかな色あいの玄宮園と彦根城の間のお掘

一時間ほど玄宮園を散策しながら過ごしたら、黒門橋を通って彦根城へ向かいます。

柔らかな太陽と紅葉の中に浮かぶ荒神山
西の丸三重櫓から眺める、柔らかな秋の陽の光と荒神山のなだらかな稜線

まず向かったのは「西の丸三重櫓」。この櫓は西方の守りの要で、平時は琵琶湖を監視する役目もあったと言われています。

天守の白壁と紅葉の美しいコントラスト
天守の白壁と紅葉のコントラストが美しい

そして次に向かった天守は、3階3重の屋根、多様な屋根、窓や廻縁など、変化に富んだ美しい姿です。石垣の間や堀沿いに紅葉が色づき、白壁の天守がより一層引き立って見えました。

彦根城博物館に現れたひこにゃん
ひこにゃん、彦根城博物館に登場!

天守の拝観を終えて表門に向かう途中、人だかりが…
「なんだろう?」と覗くとそこにはひこにゃんがいました!かわいい!!

ひこにゃんは、毎日の「お散歩」で彦根城に登場します。

ひこにゃんに会いたい人は、公式ページ「ひこにゃん出陣スケジュール」で登場場所と登場時間を確認して会いに行きましょう!

紅葉のお堀を遊覧する彦根城屋形船
紅葉に彩られたお堀を行く屋形船

彦根城を後にし、彦根駅に戻る途中、お堀を進む屋形船を見ることができました。

彦根城屋形船は、藩主が視察や接待、鷹狩りなどに使った屋形船をほぼ当時の大きさで復元したものです。彦根城の内堀を、昔ながらの木造屋形船でゆっくり一周する小さなクルーズで、歩いては見られない角度から彦根城を楽しめます。

彦根城屋形船
  • 運行時間 毎時0分発
         平日 10:00〜15:00
         土日祝10:00〜16:00
         ※季節により変動あり
  • 所要時間 45分
  • 料金   1500円
         玄宮園船着場で購入
         ネット予約可

※2024.12時点(最新情報は公式サイトで確認)

彦根城屋形船の遊覧コースのマップ
彦根城屋形船 遊覧コース(公式サイトより)

この後は、京都で楽しみにしている夕食へ!

夕食|「いはら田」心落ち着く京都の味を静かな空間で

柔らかな光に照らされる店の外観
柔らかな光に照らされる上品な店構え

楽しみにしていた夕食は、西大路駅近くの和食店「いはら田」。檜の一枚板のカウンター席で旬の食材を使った丁寧な料理をゆっくりいただける素敵なお店です。

少し久しぶり、3度目の訪問にわくわくします。初めて訪れた時、鯛のお椀の出汁の美味しさに感動しました。京都には、まだ行ったことのない素敵なお店もたくさんありますが、気づけばまた足を運びたくなるお店です。

「光陰矢のごとし」の文字が添えられた先付の一品
先付に添えられた「光陰矢のごとし」の文字に思わず一年を振り返るひととき

京都・大原の自家農園で育てられた野菜、毎朝市場で仕入れられた新鮮な魚、こだわりの熟成但馬牛のヒレ肉などの魅力的な食材使った丁寧な料理をゆったりと味わうことができます。

季節を感じさせる飾りつけの八寸
季節を感じさせる飾りつけの八寸は、味はもちろん、見た目でも愉しませてくれる

一つひとつがやさしく上品な味わいでありながら、インパクトのあるおいしさです。

奥深い味わいの熟成但馬牛ヒレ肉の一品
熟成但馬牛ヒレ肉の一品は、熟練の熟成師によって引き出された奥深い味わい

大将の気配りも細やかで、京都の夜を静かに味わい、満足感でいっぱいの穏やかな時間を過ごしました。

東寺 夜間拝観|ライトアップに輝く五重塔と水面に映る紅葉の庭園

黄金色に輝く東寺の五重塔
昼とは異なる姿、黄金色の五重塔

お腹も心も満たされた後は、バスで東寺に向かいます。

東寺では、季節ごとに特別公開やライトアップが催され、例年11月初旬から12月中旬にかけて「紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観」が実施されます。

紅葉ライトアップ・夜間拝観の受付
大宮通りに面した夜間拝観の受付

以前、開始時間18時少し前に近くを通った際、受付に終わりの見えない長蛇の列ができていて驚いたことがありましたが、今回は20時頃に訪れたところ、待ち時間なく入ることができました。

東寺 紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観
  • 開催時期  11月初旬〜12月中旬
  • 拝観時間  18:00〜21:30
          最終受付21:00
  • 入場料   1000円

※2025.11時点(最新情報は公式サイトで確認)

ライトアップされ、水面に映る五重塔と紅葉
ライトアップに輝く五重塔と紅葉が映る水面

受付を入ってほどなく目に飛び込んでくるのは、息を呑む鮮やかな紅葉と五重塔が水面に映る景色です。

輝く紅葉と石灯籠
どこを切り取ってもため息の出る美しさ

実は、これまで昼の陽光に輝く紅葉には心惹かれても、ライトアップにはあまり魅力を感じていませんでした。でも実際に東寺の夜間拝観でライトアップされた紅葉を目にすると、昼間とはまったく違う幻想的な美しさに心を奪われました。

ライトアップに輝く金堂の外観
圧倒的な美しさと存在感の輝く金堂

現存する平安京唯一の遺構で、弘法大師・空海との出会いから誕生した東寺。金堂と講堂の拝観は、紅葉の華やかさとはまた違う、厳かな空気に包まれたまさに心に残る体験でした。

金堂では、穏やかな表情の薬師如来を中心に、日光・月光菩薩が左右に並び、柔らかな灯りの中で放たれる存在感に思わず息を呑みます。

講堂には、大日如来を中心とした立体曼荼羅が安置され、仏教の知識がなくてもその圧倒される迫力と美しさに感動しました。

宿泊|京都プラザホテル京都駅南にチェックイン

九条通りに面したホテルの外観
九条通りに面したホテル玄関

東寺から九条通りを東へまっすぐ徒歩20分で、京都プラザホテル京都駅南に着きました。近くにコンビニもあり、地下鉄九条駅から徒歩5分で立地◎のホテルです。

セミダブルルーム(12㎡)

部屋はコンパクトですが、シンプルで清潔で居心地よく、ぐっすり眠ることができました。

【1日目:タイムスケジュール】
09:00 京都 (JR20分)
09:30 草津 (JR25分)
10:00 能登川駅 (バス15分)
10:15 金堂竜田口 (徒歩40分)
10:50-11:40 教林坊 (徒歩40分)
12:20 金堂竜田口 (バス20分)
13:00 能登川 (JR10分)
13:10 彦根 (徒歩20分)
13:40-14:30 玄宮園 (徒歩5分)
14:40-15-30 彦根城 (徒歩20分)
16:05 彦根 (JR65分)
17:10 西大路 (徒歩15分)

🍙17:30-19:30 夕食:いはら田

19:40 西大路七条 (バス10分)
19:50 東寺南門前 (徒歩5分)
20:00-21:00 東寺 (徒歩20分)
21:30 京都プラザホテル京都駅南 チェックイン

2日目|永観堂の早朝貸切拝観と白龍園の特別公開へ

朝6時半にチェックアウトして2日目の観光に出発です!

丸太町駅横から見る京都御苑の赤と黄色の美しい紅葉
早朝の澄んだ空気の中、鮮やかな京都御苑の紅葉

地下鉄で九条駅から丸太町駅まで、そこからバスに乗り換えて紅葉の名所、永観堂へ向かいます。

永観堂 早朝貸切拝観|朝日に輝く紅葉の庭園を静かに巡る

紅葉に彩られた永観堂の総門前の様子
美しい紅葉のグラデーションに彩られた総門

永観堂の紅葉を見たいけど、とても混雑しているというイメージで、紅葉時期に訪れるのを躊躇っていました。そこで今回利用したのが、JR東海「EX旅先予約」の「永観堂 早朝貸切拝観」プランです。

EX旅先予約 「永観堂 早朝貸切拝観」

一般拝観開始時間前に入場して、紅葉に彩られた境内を楽しむことができるプラン。一般拝観開始後(9:00以降)も滞在可能で、一般拝観開始後は「秋の寺宝展」を含む諸堂の拝観が可能。

  • 開催時期  11月下旬〜12月上旬
  • 拝観時間  8:00~9:00
          最終受付 8:30
  • 予約方法  WEB予約のみ
  • 料金    1800円
          電子チケットのみ 

※2025.11時点(最新情報は公式サイトで確認)

鮮やかに色づいた紅葉
境内のどこを切り取っても絵になる美しさ
紅葉がリフレクションした素晴らしい放生池
放生池にリフレクションした紅葉が素晴らしい

秋の早朝の澄んだ空気の中、静かに巡る池泉式庭園に心が洗われます。

多宝塔からの紅葉に彩られた京都市街の眺め
多宝塔から眺める京都市街の景色
境内を埋め尽くす圧巻の紅葉
境内はいたるところ圧巻の紅葉

秋はもみじの永観堂」と呼ばれるほどの紅葉の名所を、早朝貸切拝観のプランのおかげで混雑なく静かに満喫することができました。

JR東海「EX旅先予約」の「永観堂 早朝貸切拝観」は、混雑を避けて静かに永観堂の紅葉を楽しみたい方にはぜひオススメしたいプランです。

永観堂境内のマップ
永観堂境内MAP(公式サイトより)

この日は一般拝観開始後に永観堂を後にし、次の目的地「白龍園」に向かいました。

白龍園|鞍馬の紅葉の隠れ庭園(期間限定公開・予約制)

叡山電鉄鞍馬駅のホームの様子
叡山電鉄鞍馬駅

永観堂を後にしたらバスで宝ヶ池駅へ。そこから鞍馬行きの電車で二ノ瀬駅に向かいます。

叡山電鉄鞍馬線の市原駅~二ノ瀬駅間には、約250mの「もみじのトンネル」と呼ばれる区間があり、この区間では電車が徐行運転されるので、車窓いっぱいに広がる紅葉を楽しめます。

叡山電鉄二ノ瀬駅ホームの鮮やかな紅葉
二ノ瀬駅のホームの鮮やかな紅葉

そして二ノ瀬駅ホームに降り立ったら、さらに鮮やかな紅葉が広がっています。

紅葉に包まれた白龍園の入口
白龍園入口

二ノ瀬駅から徒歩10分ほどで白龍園に着きます。鞍馬の山あいにある白龍園は、春と秋の年2回のみ予約制で一般公開される、静かな日本庭園です。

白龍園 期間限定一般公開
  • 秋の公開 10月中旬〜12月上旬
  • 観覧時間 10:00〜14:00の間
         1時間毎
  • 滞在時間 2時間
         (15:00の回は1時間)
  • 予約方法 WEB予約or往復はがき
  • 料金   10月・12月 1600円
         11月     2000円
  • 支払方法 現地支払(現金のみ)

※2025.11時点(最新情報は公式サイトで確認)

入口を入ってすぐの苔むした庭と紅葉のコントラストが美しい階段の様子
苔むした庭と紅葉のコントラストが美しい

園内は自生した苔が美しく手入れされており、入園時の案内で苔を踏まないよう注意がありました。

園内の高い場所に造られた彩雲亭の外観
高低差に富んだ園内の中でも高い場所に作られた彩雲亭
彩雲亭のカンアオイの窓から見る紅葉
鮮やかな紅葉に染まる彩雲亭の「カンアオイの窓」
高い位置にある彩雲亭から見下ろす庭園の様子
彩雲亭前から見下ろす苔むした庭園

自然を活かした高低差のある造りの園内は風情があり、とても癒やされる空間です。

白龍園の、鞍馬街道を挟んだ向かいにある茶店「河鹿荘」
鞍馬街道を挟んだ向かいにある茶店「河鹿荘」

1時間以上庭園をゆっくりと楽しんだ後は、茶店・河鹿荘で「ほうじ番茶とお菓子」をいただきました。

鞍馬川に面した風情たっぷりの「河鹿荘」の内部の様子
鞍馬川に面した風情たっぷり空間でお茶とお菓子などがいただける「河鹿荘」

江戸時代のものとされる建物の中は、時が止まったような感覚にさせてくれる設えで、窓越しの木々をいつまでも眺めていたいと感じる空間でした。

鞍馬の自然と、手入れの行き届いた苔と紅葉の庭園で癒やされたら、再び二ノ瀬駅から電車で京都駅に向かいます。

昼食|「ザ・キッチンサルヴァトーレ・クオモ京都」で贅沢イタリアン

ザ・キッチンサルヴァトーレ・クオモ京都のス、コットランド産手長海老と魚介のペスカトーレ リングイネ
スコットランド産手長海老と魚介のペスカトーレ リングイネ

2日目、ランチは京都駅直結のジェイアール京都伊勢丹10Fにある「ザ・キッチンサルヴァトーレ・クオモ京都」で。ビュッフェランチが人気のお店ですが、今回は単品で魚介のパスタと肉料理のセコンドを1品ずつチョイスしました。

ザ・キッチンサルヴァトーレ・クオモ京都の店内から見る京都タワー
店内からは京都タワーが見えます

このお店は何度も訪れているお気に入りのお店です。今回はビュッフェランチが終わりかけの時間帯で空いていましたが、12時前後の時間帯は平日でも予約必須の人気店です。とても美味しくて眺めもよくアクセスも良いので、京都駅近くでイタリアンを食べるならぜひ行っていただきたいお店です!

興正寺・西本願寺|京都駅近くで味わう静寂と荘厳な伽藍

人が少なく静かな興正寺の境内の様子
静かな興正寺の境内

ランチの後は予定を決めていなかったのですが、京都駅から徒歩圏内の興正寺と西本願寺を訪問することにしました。

興正寺は、人が少なく京都駅近くとは思えない静かな時間を過ごすことができました。

西本願寺の御影堂門と黄色く色づいた木々
西本願寺の御影堂門と黄色く色づいた銀杏の美しいコントラスト

西本願寺は、浄土真宗本願寺派の本山で「お西さん」とも呼ばれて親しまれています。

国宝御影堂と大銀杏が圧倒的な境内の様子
御影堂と大銀杏の圧倒的スケール

京都市の天然記念物に指定されている樹齢約400年の大銀杏は、本願寺の火災時に水を吹き出して消し止めたという伝説から「水吹き銀杏」とも呼ばれています。

大銀杏の後には、親鸞聖人の像が安置されている、世界最大級の木造建築のひとつ国宝・御影堂

桃山時代の豪華な装飾彫刻の唐門
豪華な彫刻の見事さに日の暮れるのを忘れることから「日暮らし門」とも呼ばれる唐門

すべてが圧倒的なスケールで思わず立ち尽くしてしまうほどの壮大な景観でした。京都駅からほど近い場所に、こんなに静かで荘厳な世界が広がっていることに驚かされます。

旅の終わり|京のぞみちゃんと夕暮れの京都駅前

京都駅前にある郵便局のかわいらしい京のぞみちゃんポスト
平安建都1200年記念のマスコット「京のぞみちゃん」が乗っているポスト

京都駅前の京都中央郵便局には、ちょこんと笠をかぶった女の子の像が乗った「京のぞみちゃんポスト」があります。落ち着いたブロンズ色のポストで、かわいらしくて癒やされます。

夕焼け雲に染まる京都タワーの様子
夕焼けの京都タワー

京のぞみちゃんと夕焼けに染まる京都タワーに見送られ、紅葉の滋賀・京都の旅が終わります。

京都駅からJR「特急はるか」で帰阪。紅葉と静けさを満喫した充実の1泊2日の旅でした。

【2日目:タイムスケジュール】
06:30 京都プラザホテル京都駅南 チェックアウト (徒歩5分)
06:50 九条 (地下鉄10分)
07:00 烏丸丸太町 (バス10分)
07:15 東天王町 (徒歩15分)
08:00-09:00 永観堂(徒歩15分)
09:25 南禅寺・永観堂道 (バス20分)
09:55 宝ヶ池(叡山電鉄15分)
10:10 二ノ瀬(徒歩10分)
11:00-13:00 白龍園(徒歩10分)
13:10 二ノ瀬(叡山電鉄25分)
13:45 出町柳(京阪本線5分)
13:55 三条(地下鉄5分)
14:00 二条(JR10分)
14:10 京都(徒歩すぐ)

🍙14:30-15:20 ザ・キッチンサルヴァトーレ・クオモ(徒歩10分)

15:30-15:45 興正寺(徒歩5分)
15:50-16:30 西本願寺(徒歩15分)
17:00 京都駅発

まとめ|車なしで巡る紅葉の滋賀・京都 1泊2日モデルコース

この旅の特徴

  • 電車とバスだけで巡る「実用的モデルプラン」
  • 滋賀と京都をめぐるのに無理のない「ゆとりの1泊2日プラン」
  • 静かな紅葉名所と、定番の紅葉名所の両方を盛り込んだ「欲張りプラン」
  • 事前予約制を利用して混雑回避する「ゆったり紅葉満喫プラン」

こんな方にぴったり

  • 車を使わず、公共交通だけで紅葉を楽しみたい方
  • 滋賀と京都、どちらの紅葉名所も訪れたい方
  • 定番の紅葉名所と穴場の紅葉名所をバランスよく巡りたい方
  • 混雑を避けて、静かに秋を味わいたい方

電車とバスだけで、紅葉の美しい滋賀と京都をたっぷり味わった2日間でした。車なしの旅は、移動の手間を感じるどころか、車窓から見える風景や駅周辺の雰囲気も楽しめるのが魅力です。

大阪からは近い滋賀や京都ですが、1泊2日プランにしたことで、東寺の夜間拝観もゆったり過ごすことができ、永観堂の早朝拝観も余裕を持って訪れることができて、とても良かったです!

静かな庭園「教林坊」や「白龍園」、そして定番の「永観堂」や「東寺」など、どの場所にも季節の彩りと風情がありました。

JR東海の「EX旅先予約」や、各地の事前予約制を上手に活用することで、混雑を避けながら静かに秋を味わうことができたのも旅の満足度を高めるポイントでした。

この記事が、風情あふれる滋賀・京都の紅葉名所を訪れる方の参考になれば嬉しいです。

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