👉 後編はこちら(4〜6日目 日光・リッツカールトン宿泊記)
旅の基本情報
- オーベルジュに泊まってみたい!
- 伊豆のオーベルジュ「アルカナイズ」ってどんなところ?
- 観光を組み合わせるならどうしたらいい?
オーベルジュに興味はあるけど、ちょっと敷居が高いし、食事以外にどんな魅力があるのか分からなくて躊躇してしまうことは多いものです。
私の場合は、たまたま初めてのひとり旅の行き先に選んだのがアルカナイズで、すっかりその魅力にはまって、これまでに10回以上訪れてきました。
この記事では修善寺〜中伊豆〜浅草〜日光6日間の旅の前半3日間で、アルカナイズで2泊した際のフレンチディナーや朝食、部屋での過ごし方と併せて、アルカナイズの前後に立ち寄った修善寺と浅草、浅草のビジネスホテル滞在までを、実際の旅の流れに沿って体験記としてまとめました。
移動や宿泊の感想も含めて書いているので、「アルカナイズに泊まってみたい」「修善寺や東京観光を組み合わせたい」と考えている方の参考になれば嬉しいです。
1日目:修善寺からオーベルジュ「アルカナイズ」へ
大阪から修善寺へのアクセス

新大阪駅からは新幹線ひかりで三島駅へ向かい、伊豆箱根鉄道に乗り換えて35分で修善寺駅に着きました。伊豆箱根鉄道はICカードが使えないので、新幹線にICカードで乗車した場合は、乗り換え口からではなく、一旦JRの改札を出て伊豆箱根鉄道乗り換えます。
修善寺駅の改札の外は、観光案内所やお土産屋さんとレストラン、コンビニ、コインロッカー、清潔感のあるトイレ、ベンチなど、一息付くには十分な場所です。

駅の南側がロータリーになっていて、左手にタクシー乗り場、その向こうがバス乗り場です。修善寺温泉行きのバスは1時間に1〜3本なので、時間があれば観光案内所で観光マップをもらったり、お土産屋さんを覗いたりもできます。バスで終点まで10分、修善寺温泉バス停には屋根のあるスペースや自動販売機もあります。
初秋の修禅寺から独鈷の湯、竹林の小径を散策



修善寺温泉は私が人生で初めてひとり旅をした思い出の地。コロナ禍を経て、久しぶりの再訪です。独鈷の湯、竹林の小径を巡り、静かな空気を胸いっぱいに吸い込みました。


修善寺からアルカナイズへのアクセス
散策した後はバスで修善寺駅に戻り、タクシーで中伊豆湯ヶ島のオーベルジュ「アルカナイズ」へ向かいます。タクシーの車窓からも狩野川と緑あふれる景色が広がり、道中から癒やされます。
- タクシー所要時間:約20分
- タクシー料金目安:約4,000円(2022年10月時点)
修善寺駅前のタクシー乗り場にはタクシーが常駐していることが多く、タクシー営業所も眼の前にあり、困ったことはありません。
路線バスも利用できますが本数が少なく、降りたバス停からもやや歩く必要があります(送迎サービスはなし)。
アルカナイズの滞在はリバーウイングスイートで

到着時には「おかえりなさい」とスタッフの方に迎えられました。アルカナイズは何度も訪れている宿ですが、久しぶりの再訪で少し緊張しました。
今回宿泊したのは「リバーウィングスイート」。
- 窓一面に広がる緑と狩野川の眺望
- 幅10mのバルコニー付き
- 他のタイプ(リバービュー、リバーテラス)も窓一面の緑が魅力的です
- 冷蔵庫のドリンクはフリー(水・お茶・ジュース・ビール)、コーヒーマシンあり


部屋でチェックインし、ウェルカムドリンク(アルコール/ノンアルコールから選択可)と小菓子で一息ついたら、露天風呂へ。
狩野川を目の前に入る源泉かけ流しの湯は、無色透明で軽やかなお湯。短時間でも身体が芯から温まり、額から汗がにじむほどです。

湯上がりはバスローブに身を包み、バルコニーで渓流の音を聞きながらクールダウンしました。
アルカナイズの真髄・フレンチディナー メインは天城鹿

夕食は、部屋から明かりの灯された庭を抜けてレストランへ向かいます。
- タパスはシェフ自作の木の特製台に盛り付けられ、毎回感動する一皿
- メインは天城鹿と椎茸(伊豆牛、天城鹿、地魚から選択)。天城鹿は他所では味わうことができないほど鮮度が良いとのことで、しっとりと旨味が凝縮
- ワインに詳しくなくてもペアリングメニューもあり、ソムリエに相談すれば安心


カウンター席でシャンパンやワインをいただきながら、糸井シェフ渾身の美しく最高に美味しい料理を堪能しました。デザートはハーフサイズにしてもらいました。

部屋に戻るとターンダウンがされ、眠りを誘うような音楽の中に、バトラーさん手書きのカードとハーブティー。再び露天風呂に浸かり、この日はぐっすり眠りました。
2日目:宿にお籠り
朝食「アルカナ 森の中のピクニック」〜癒やしのお籠り

「アルカナ森の中のピクニック」と名付けられた朝食は、卵料理(オムレツ・スクランブルエッグ・温泉卵など)や添え物を自由に選べます。ジュース類も複数から選択できますが、お気に入りは私の苦手を克服させてくれたトマトジュースで、いつもこれを楽しみにしています。
朝のレストランもとても素敵なのですが、今回は部屋でゆっくりいただきました。

この日は外出せず、宿でゆったりとお籠りです。
部屋にテレビはありませんが、BOSEスピーカーがあり、BGM用のCDも数枚用意されています。Bluetoothで接続して音楽やPrime Videoを楽しんだり、Kindleで本を読んだり、渓流を眺めながら温泉に浸かって過ごしていると、あっという間に時間が過ぎていく「何もしない贅沢」を味わいました。
2日目も至高のフレンチディナー メインは子羊

2日目の夕食は前日とは異なるコースをカウンター席の後方、一段高くなった席でいただきました。メインは子羊の一皿で、旨味が濃く、赤ワインと好相性でした。


お腹がいっぱいになったのでデザートは部屋に運んでもらい、ゆっくりといただきました。
夜はまた露天風呂、そして爆睡。
3日目:チェックアウト〜浅草へ
部屋でいただくアルカナイズ最終日の朝食


アルカナイズ最終日の朝、抜けるような青空の下で渓流の音を聞きながら入る露天風呂は最高です。

朝食後も温泉に浸かり、12時頃にチェックアウトするまでゆったり過ごしました。
アルカナイズはチェックアウトが遅いので、最後まで贅沢に滞在できるのも大きな魅力です。
「絶対また来よう」と改めて実感!
*予約の補足情報
この時、一休.comで2連泊プランがなく、1泊ずつ予約した上で備考に「2泊希望」と書くか、宿に直接予約するシステムでした。(2022年10月時点)
アルカナイズチェックアウト〜浅草東武ホテルチェックイン

チェックアウト後は修善寺駅までタクシーで移動し、伊豆箱根鉄道と新幹線等で浅草へ向かいます。
立地◎の浅草東武ホテル


翌日、浅草発の東武鉄道の特急「リバティけごん」で日光へ向かうため、この日は東武浅草駅徒歩1分という最高な立地の浅草東武ホテルに宿泊します。
宿泊した部屋はコンパクトながら部屋の使い勝手も良く、清潔で、おすすめポイントもたくさん!
- トイレ・洗面台・洗い場付きバスルームが独立
- スマートテレビ
- ミネラルウォーター
- 無料コーヒーサービス
この時はYahooトラベルでクーポンを利用し、素泊まりで1泊6,000円弱という破格の料金で宿泊できました。
浅草観光の定番コース 浅草寺・浅草神社へ

ホテルにチェックイン後は、浅草観光といえば!の、観光客で賑わう浅草寺と三社祭で有名な浅草神社へお参りしました。


スカイツリーから富士山を望む
その後は20分ほど歩いてスカイツリーへ行きました。天候に恵まれ、夕焼けの中に浮かぶ富士山を眺めることができ、感動!


手打ちそば「十和田」で夕食

夕食はホテル近くの手打ちそば十和田メトロ通り店へ。
十和田湖周辺の山岳地方で契約栽培した「階上早生(はしかみわせ)」という品種のそば粉と、龍泉洞の済んだ水を使って打っているというこだわりの蕎麦は、のどごし良く、コシがあり、何より香りが良くて、蕎麦好きの方にはぜひおすすめしたいお店でした。
前編まとめ
修善寺〜中伊豆〜浅草〜日光6日間の旅の前半は、アルカナイズ2泊3日の何もしない贅沢な時間がメインでありながら、久しぶりの修善寺訪問や浅草観光からスカイツリーまで巡ることができ、メリハリのある充実した3日間になりました。
ホテルに戻りぐっすり寝たらいよいよ明日は初めての日光へ向かいます。
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