旅の基本情報
- 奈良の王道観光スポット、世界遺産を巡りたい!
- 日本最古の神社、大神神社に行ってみたい!
- 山の辺の道って、自分にも歩けるのかな?
こんなふうに奈良に興味があるけど、どこから回ればいいか分からなくて旅行プランに悩んでいませんか?
この記事は、大阪から電車で約1時間、気軽に行ける古都・奈良で、ビジネスホテルに宿泊しながら 実際に歩いて体験した2泊3日のモデルコースを巡ってきた旅行記です。
前回の記事では贅沢な温泉旅を紹介しましたが、今回は「コスパGOODな奈良旅」。
古代ロマンあふれる山辺の道ウォーキングや、奈良公園・東大寺・春日大社などの王道観光スポットを歩いて楽しみました。
この記事では、
- 実際のスケジュールと歩数データ
- 山の辺の道ウォーキング体験
- 奈良公園・東大寺など定番スポット
- コンフォートホテル奈良の宿泊レビュー
- 奈良グルメ紹介
をまとめています。
「奈良2泊3日のコスパ旅モデルコース」を探している方や、女子旅や週末旅行で奈良観光を計画中の方に役立てば嬉しいです。
1日目|山の辺の道ウォーキング(大神神社〜石上神宮)
山の辺の道コースマップ
山の辺の道(南)コースは、奈良市の天理駅から桜井駅まで続く日本最古の古道で、奈良盆地の東の山裾に沿う形で南北に延びています。天理から奈良へと続く山の辺の道(北)コースに比べ、年間を通して多くの人が訪れる人気のある道です。
距離的には天理駅から桜井駅まで約16km、所要時間は約4時間50分程度のハイキングが目安とされていますが、今回はこの内、天理駅〜三輪駅間の約13.3kmを三輪駅からスタートしてのんびりと歩きました。

道沿いには竹之内や萱生の環濠集落、たくさんの古墳、大神神社、宮跡など歴史的な名所旧跡が点在しており、古代国家誕生の息吹や万葉ロマンを感じながら歩くことができます。
ルートはほぼ平坦で歩きやすく、道標やトイレも整備されているため初心者にもおすすめのコースです。途中には天理トレイルセンターなどの休憩スポットや飲食店もありますので、ゆったりと楽しめる散策路となっています。
天理から奈良へと続く山の辺の道(北)コースは、天理~桜井間の(南)コースにくらべて知名度も低く、訪れる人も少ないのですが、それだけにのどかな景観と俗化されていない、魅力的な史跡が残されているコースと言われているので、ぜひ別の機会に訪れてみたいと思います。
JR三輪駅からスタート

朝9時半、JR三輪駅から山の辺の道ウォーキングのスタートです!
パワースポットとして人気の日本最古の神社、大神神社
まず向かったのは、日本最古の神社といわれる大神神社は、三輪山をご神体とする神秘的なパワースポットで、朝から清々しい気持ちになります。

大神神社を後にして、狭井神社、檜原神社、穴師坐兵主神社にも立ち寄りながら山の辺の道を進みます。のどかな田園風景が続き、時の流れがゆったり感じられました。

天理トレイルセンターで洋食ランチ
昼頃には景行天皇陵を訪問。

雄大な古墳を眺めたあとは、天理市トレイルセンターに立ち寄り、「洋食勝井」でランチ。カキフライ定食はボリューム満点で大満足。地元の方で賑わう人気店でした。


食後は建物の中も少し見て回りました。お土産コーナーはとても充実していて、観光途中に立ち寄るのも楽しい場所です。
長岳寺・夜都伎神社・内山永久寺跡を巡る道のりへ
午後は静かな雰囲気の長岳寺や夜都伎神社を参拝。観光客が少なく、落ち着いた古代の空気を感じられる場所です。

途中舗装されている箇所、舗装されていない箇所などありますが、概ね歩きやすい道のりです。この後は内山永久寺跡などを巡りながら歩きました。


内山永久寺跡は、大寺院だったとされる内山永久寺を偲ぶものとしては本堂池が残るだけですが、山の辺の道の休憩場所として利用されている場所です。春の桜はとても見事で花見客やカメラマンで賑わうようです。

御神鶏が自由に歩く石上神宮に到着
そして1日目最後の目的地、石上神宮に到着です。境内では鶏が放し飼いにされ、樹齢数百年の杉に囲まれた荘厳な神社です。境内で御神鶏が自由に歩く石上神宮ならではの独特の光景が心に残りました。


長い道のりの締めくくりにふさわしい厳かな場所でした。
そこからは徒歩で天理駅へ向かい、帰路へ。

和食処「月日亭」で夕食
夜は奈良市内に戻り、和食処月日亭近鉄奈良駅前店で夕食をいただきました。落ち着いた雰囲気の店内で奈良の味覚を堪能しました。


👉 1日目の歩数は 39,635歩。大神神社から石上神宮まで、静かで落ち着いた奈良の空気を存分に味わった一日でした。
山の辺の道は長い道のりですが、スケジュールや好み、体力などに合わせて、一部区間だけを歩くなど、カスタマイズできるのもおすすめです。
【参考:タイムスケジュール】
09:30 三輪駅 (徒歩10分)
09:40-10:00 大神神社 (徒歩10分)
10:10-10:25 狭井神社 (徒歩20分)
10:45-11:00 檜原神社 (徒歩20分)
11:20-11:30 穴師坐兵主神社 (徒歩30分)
12:00-12:15 景行天皇陵 (徒歩15分)
★12:30-13:20 ランチ:洋食勝井(天理市トレイルセンター内)
13:20-13:50 長岳寺 (徒歩40分)
14:30-14:50 夜都伎神社 (徒歩20分)
15:10-15:20 内山永久寺跡 (徒歩10分)
15:30-16:00 石上神宮 (徒歩30分)
16:30 天理駅 (JR万葉まほろば線15分)
17:00 奈良駅
17:10 コンフォートホテル奈良 チェックイン (徒歩15分)
★18:00- 夕食:月日亭
2日目|奈良公園・春日大社・東大寺・薬師寺・唐招提寺を巡るモデルコース
2日目の奈良観光スポットマップ
2日目に訪れたスポットの大まかな位置関係です。細かい部分は見えないと思いますので参考イメージとしてご覧ください。
- 近鉄奈良駅周辺エリア:興福寺・東大寺・春日大社
- 西ノ京駅周辺エリア :薬師寺・唐招提寺・平城宮跡歴史公園

興福寺からスタートの予定が…
2日目は奈良市中心部を歩いて観光しました。
まず向かったのは興福寺。五重塔や国宝館など見どころが多いので楽しみにしていましたが、大規模修理工事中で今回は見送りました。

残念でしたが工事中の五重塔を後にして、奈良公園へ足を延ばしました。
奈良公園で鹿とふれあう定番観光
奈良公園では、鹿せんべいを持っていなくても鹿がすぐに寄ってきて、定番の観光体験を楽しめます。

参道から神聖な空気に満ちた春日大社
次に訪れたのは世界遺産の春日大社。
朱色の社殿と神聖な空気に包まれた緑の森が美しく、参道の石灯籠が印象的でした。



圧倒的存在感!東大寺 大仏殿・二月堂
その後は同じく世界遺産東大寺の大仏殿・二月堂へ向かいます。
奈良観光といえば外せないスポットで、広大な敷地にそびえる大仏殿の迫力は圧巻!平日でしたが観光客の数も圧倒的で、超有名観光スポットであることを実感しました。

さらに歩いて二月堂へ。ここから奈良市内を一望できる眺めも素晴らしかったです。

西ノ京エリアの世界遺産 薬師寺と唐招提寺
午後は奈良駅から近鉄電車で西ノ京駅に移動し、世界遺産薬師寺へ行きました。この辺りは奈良公園周辺とは打って変わって観光客もまばらでとても静かに過ごせました。


薬師寺を拝観したあとは、すぐ近くの同じく世界遺産の唐招提寺へ向かいます。こちらも静かな雰囲気の中で歴史をじっくり感じられる場所です。

静かな唐招提寺を後にして、次はスケールの大きな平城宮跡へ歩いて向かいます。
2日目最後の目的地 世界遺産平城宮跡歴史公園
2日目の最後の目的地は、広大な世界遺産平城宮跡歴史公園です。
平城宮正門の朱雀門や第一次大極殿は圧倒的なスケールで、広大な敷地を歩きながら奈良時代の歴史に触れました。


ここからはバスで近鉄奈良駅まで戻ります。
夜は居酒屋じゅん平で地元グルメ
バスで近鉄奈良駅まで戻ったら、夕食は近鉄奈良駅近くの居酒屋じゅん平で、人気の鶏料理と奈良の地酒を味わい、歩いた疲れを癒しました。かなりの人気店で、予約のお客さんで殆ど満席!私も予約して伺いました。


👉 2日目の歩数は 32,827歩。奈良市中心部から西ノ京まで、世界遺産の観光名所を効率よく巡れる奈良モデルコースになりました。
【参考:タイムスケジュール】
09:00 ホテル出発 (徒歩15分)
09:15 興福寺 (徒歩5分)
09:20-09:30 奈良公園
09:30-10:50 春日大社 (徒歩20分)
11:10-12:30 東大寺 大仏殿・二月堂 (徒歩15分)
13:00 近鉄奈良駅 (近鉄電車15分)
13:30 西ノ京駅 (徒歩5分)
13:35-14:00 薬師寺 (徒歩10分)
14:10-14:50 唐招提寺 (徒歩25分)
15:15-16:00 平城宮跡歴史公園 (バス20分)
16:30 近鉄奈良駅〜お土産屋さん巡り
★17:30- 夕食:じゅん平
3日目|奈良公園・猿沢池・浮見堂 のんびり散策とミアズブレッドの人気パンランチ
奈良公園 猿沢池・浮見堂を散策
最終日はのんびり散策コースです。チェックアウト後は、まず猿沢池へ向かいました。
今回は訪れることができなかった興福寺五重塔が池に映り、素晴らしい景色でした。

猿沢池を散策したあとは、奈良公園内の浮見堂へ足を運び、周辺をのんびり歩いてゆったりと奈良を楽しみました。

女子旅にもおすすめの人気パン屋「ミアズブレッド」でランチ
奈良公園の散策を楽しんだあとは、奈良市内で大人気のパン屋ミアズブレッドでランチタイムです。
ベーグルサンドとハーブティーを注文しましたが、もちもち食感のベーグルが絶品!行列ができる理由がよくわかりました。
いわゆる「萌え断」のサンドイッチが人気とのこと。次回は「萌え断サンド」をいただこうかな!


👉 3日目の歩数は 17,473歩。最終日はゆったり過ごす「奈良女子旅」「週末旅行」にもおすすめのプランになりました。
【参考:タイムスケジュール】
10:00 チェックアウト〜お土産屋さんなど巡りながら散策
11:00 奈良公園 猿沢池
11:30 奈良公園 浮見堂
★14:00-15:00 ランチ:ミアズブレッド
16:00 帰路へ
宿泊レビュー|コンフォートホテル奈良(駅近ビジネスホテル)
今回宿泊したのはコンフォートホテル奈良。
- JR奈良駅から徒歩3分の駅近ビジネスホテル
- 朝食無料サービスあり(ビュッフェスタイル)
- 清潔感があり、奈良観光の拠点として最適
- 大浴場はないけど、奈良ビジネスホテルの中でもコスパが高い宿
「立地とコスパ重視で奈良旅行を楽しみたい方」におすすめのホテルです。




費用まとめ(参考)
今回の2泊3日奈良旅にかかった費用は以下のとおりです。
- 宿泊費:2泊 約12,000円
- 交通費(大阪⇔奈良+市内移動):約3,000円
- 食費・お土産:約11,000円
- 拝観料など観光費用:約4,000円
合計:約30,000円。
2泊3日でこれだけ観光してこの費用感は、かなりコスパが良い旅になったと感じました。
まとめ|奈良2泊3日モデルコース(山の辺の道・大神神社〜東大寺・奈良公園)
歴史と自然を楽しむ奈良2泊3日の旅は、歩いて巡るからこその魅力が詰まっていました。
今回の奈良旅は、
- 1日目:山辺の道ウォーキング(約4万歩!)
- 2日目:奈良市中心部の世界遺産王道観光スポットめぐり
- 3日目:奈良公園散策+人気パン屋ランチ
という流れで、歴史と自然を歩いて体感する奈良2泊3日のプランでした。
振り返ると、「古都奈良の文化財」として世界遺産リストに登録された8つ(東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡歴史公園、春日山原始林)の内、5つを含め、たくさんの素晴らしい場所を巡る旅となりました。
前回紹介した温泉宿で過ごす旅とは異なり、今回はビジネスホテルを拠点にした旅で、「歩いて奈良をめぐる」コスパ旅ならではの充実感がありました。
週末旅行や女子旅、気軽なお出かけ先として、大阪からすぐ行ける奈良はとてもおすすめです。
👉前回記事の前編(修善寺〜中伊豆・アルカナイズ宿泊記〜浅草)はこちら
👉前回記事の後編(日光・リッツカールトン宿泊記)はこちら